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2000年 砂岩 インドの旅

2018.08.05

■プロローグ

田端です。

古い書類を整理していたら、棚の奥から懐かしいアルバムが出てきました。

撮影は18年前の20009月。

出張で訪れたインドの記録です。

 

 

ラミア・カーサの外壁を彩る砂岩。

インドは砂岩埋蔵量世界一を誇る国です。

 lamia.jpgのサムネール画像

新進建設がインドの石材メーカー「マルブロス・ストーン」から直輸入している砂岩のサイズは5種類。

さらにサイズごとにベージュとピンクの2種類の色を組み合わせて、深みのある石張りの風合いを生み出しています。

 

■ニューデリー

空港から一路市街地へ。

ビルの外壁にも砂岩がたくさん使われていました。

高層ビルの外壁は硬質で吸水性の低い「赤砂岩」が多いようです。

 bld.jpgのサムネール画像



宿泊先は英国統治時代に建てられたトラディショナルで落ち着いたデザインの快適なホテルでした。

エントランスの砂岩は新進建設と同じベージュとピンクの組み合わせです。

 20180804162855337_0010.jpg


hotel hutari.jpg

中央のインド人コンシェルジュから向かって右が佐藤前社長。

左が当社の外壁施工を一手に担う左官職。進匠社の尾登さんです。

お二人に私が同行した3人旅です。

 

 

■石切り場

翌日は快適ななホテルとうって変わって、名ばかりの高速道路(ガードレールも路肩もない。砂漠に盛り土をしただけのハイウェイなのです!)をひたすら走ること4時間。

 

取引先「マルブロス・ストーン」の石切り場は荒涼とした砂漠のど真ん中にありました。

yama.jpg

 

 

10分も立っていたら熱中症になりそうな灼熱の砂漠に、粗末なトタン屋根を架けただけの石切り場。

中では機械が唸り声をあげて砂岩をスライスしています。

isikiri kikai.jpg

 

さらに加工場と呼ぶことも躊躇してしまいそうな環境で、職人さんが私たちの細かい注文通りに、一枚ずつ砂岩の周囲をブッシュハンマーで叩いて仕上げていました。

ishikiri  tesagyou.jpg

深みのある独特の風合いは、丁寧な手加工で生まれているのです。

 

今回の出張の目的はサイズと加工精度の確認がメインでした。

これなら合格です。

syuugou  syashin.jpg

 

 

■地産地消

仕事柄、どこへ行っても住宅のデザインが気になります。

石切り場の従業員の皆さんの住まいでしょうか。

sumai  soseki.jpg

採掘した石の端材を積み重ねて外壁を造っています。

そこにあるもので家を造る。文字通り「地産地消」の「組積造(そせきぞう)」ですね。

 sumai ent sikkui.jpg

まず外壁を積上げて、資金が貯まったらエントランス周りから徐々に漆喰を塗って仕上げてゆくようです。

 

内部は意外に涼しく、質素ながらインドの伝統的な装飾ディテールを取り入れた住宅は好感が持てました。

hotel.jpg

 

■エピローグ

暑さと埃と激辛スパイスにノックアウトされたインドを後にして成田空港に着いたその日、

疲れが吹き飛ぶ素敵なニュースが飛び込んできました。

 

「シドニーオリンピック女子マラソンで、2時間23分14秒の五輪最高記録でゴールし優勝した高橋尚子。

女子陸上選手で史上初の金メダル獲得。34キロ半ばでサングラスをかなぐり捨ててスパート。

リディア・シモン(ルーマニア)らを振り切った。」

20000924日【時事通信社】

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